片耳難聴と飲み会

片耳難聴と飲み会
ボクはお酒が好きです。
毎日お酒を飲むほどではありませんが、楽しい気分になるので好きです。
そんなボクでも大人数の飲み会は苦手です。
なぜなら、片耳難聴は雑音を聞き分けることが苦手だからです。
ワイワイ盛り上がっている雰囲気自体は好きですが、ワイワイが雑音に聞こえてしまい、結果として1人だけ取り残されているような疎外感を感じることがあります。
飲み会は発言のタイミングに特に規律がありません。あちこちで会話が繰り広げられ、片耳難聴にとってはそれがただの雑音に聞こえることも多いです。
集中して聞けばある程度は聞き分けられますが、正直めちゃくちゃ疲れます。
片耳難聴は「どの方向から声をかけられているか」や「距離的にどのくらい離れている人から声をかけられているか」を感じ取りにくい傾向があります。
音が平面的に聞こえるため、3次元の世界で2次元的に音を聞き分けるのは思った以上に大変です。
接待と友人との飲み会の違い
仕事の接待では、発言のタイミングにある程度気をつけるため、片耳難聴にとっても聞き取りやすい雰囲気になることが多いです。おかげで助かります。
一方で、友人との飲み会は気持ち的には楽ですが、聞き取りやすさの面では苦労します。
耳が聞こえる側の隣に座った友人を狙い撃ちで話し続けてしまうこともあります。その結果、せっかくの大人数の飲み会なのに一対一の会話構図になってしまうことも。
友人たちはボクの片耳難聴を理解してくれていますが、それでも申し訳ない気持ちになることがあります。
片耳難聴者が飲み会を楽しむための対策
以下のような工夫で、飲み会のストレスを軽減することができます。
・大人数の飲み会では発言を減らすと割り切る
→自分の発言が減ることを気にせず、周りの会話を楽しむことに徹します。
・聞き取れる側の端っこに座る
テーブルの中央に座るよりも、片側を壁にして座ったほうが断然聞き取りやすくなります。
・友人との飲み会は少人数に調整する
3〜5人くらいのグループであれば、会話の流れを追いやすくなり、疲労感も軽減されます。
まとめ
お酒が入って楽しい雰囲気になると、ある程度の無礼講も許されます。
それでも片耳難聴者は、自分を守りつつ飲み会を楽しむために工夫や気遣いが必要です。
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飲み会が片耳難聴者にとって負担にならないようにするためにも、周囲の理解と自分自身の対策の両方が大切です。
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