健聴者が羨ましいと思う話|片耳難聴のリアルな体験談

健聴者が羨ましいと思う話|片耳難聴のリアルな体験談
物心ついた時から片耳難聴のボクですが、正直なところ、健聴者を羨ましいと思う瞬間がたびたびあります。
「不便がなくていいなぁ」と思うこともあれば、「普通に会話に入れるのがすごいな」と感じることもあります。
健聴者の人たちは、まるで「二刀流」のように両耳を使って音を聞き取れます。
それに対して、ボクは「一刀流」。片耳しか使えないので、聞こえの面ではどうしても不利になってしまいます。
健聴者の人が二刀流の大谷翔平に見えます⚾️🏏
それでも、片耳難聴だからこそ気づけることや工夫できることもあります。
今回は、「健聴者が羨ましい」と思う理由と、それをどう乗り越えているのかについてお話しします。
この記事を読むことで、片耳難聴のリアルな体験を知ることができます。
片耳難聴ならではの工夫や音楽の楽しみ方、将来の不安への対策を学べます。
前向きに生きるヒントが得られ、自分らしく乗り越える力が湧いてくる内容です。
1. 一番羨ましいのは「普通に会話に入れること」
片耳難聴者にとって、日常の会話はちょっとした工夫が必要です。
例えば、こんな感じで苦労をしています。
- 大人数での会話が苦手 → いろんな方向から声がすると、どこで誰が話しているのかわからなくなり混乱する。
- 聞こえるほうの耳を向ける(できるだけ相手の正面を向く) → 聞こえない側から話しかけられると、全く聞こえないので体を捻って相手を見る。
- 聞き分けが難しい → 背景音と会話が混ざってしまい、言葉を正確に聞き取れないことがある。
特に困るのは、聞き取れなかったときに「もう一回言ってください💦」と聞き返すと、申し訳なく感じてしまうこと。
「何度も聞き返して悪いな」と思ってしまい、聞き返さずに流してしまうこともあります。
見た目では片耳が聞こえないことは分からないため、周りの人から「無視された」と思われることがあるかもしれません。
でも、話しかけられたらちゃんと答えたいし、仲良くなりたい。
それなのに、聞こえなかっただけで気まずくなることがあるのは、本当に悩ましいことです。
このような不便を全く感じない健聴者の人たちは、やっぱり羨ましいなと思います。
2. 音楽の聞こえ方が違う??
ボクは音楽が好きで、よく聴きますし、歌うのも好きです。
でも、両耳で聴ける人とは「聞こえ方」が違うのではないかと思うことがあります。
音の聞こえ方の違い
- 健聴者は立体的に音が聞こえる。
- 片耳難聴者は平面的に音が聞こえる。
両耳で聞けると、音の奥行きや臨場感が違うといいます。
そのため、「本当はもっと感動できる音楽があるのでは?」と考えてしまうことがあります。
音楽は人を動かす力を持っています。
だからこそ、「両耳で聴けたら、どんなに素晴らしいのだろう」と思うことがあるのです。
3. 将来のことで悩む心配がない
健聴者の人は、以下のようなことで悩む必要がありません。
- 受験のリスニング問題 → 片耳で英語のリスニングをするのは難しい。
- 就職のハードル → 聴力検査などで不利にならないか不安になる。
- 結婚や人間関係 → 聞こえないことが原因で、パートナーや友人とのコミュニケーションが難しくならないか。
- その他の生活面 → 仕事や日常生活で困る場面が出てくるのではないかという不安。
特に「自分の実力とは関係ないところで減点されるのでは?」という不安は、ずっとついて回ります。
「聞こえないから無理」と決めつけられることがないか、不安になることもあります。
それでも乗り越えられる
「健聴者が羨ましい」と思うことはたくさんあります。
でも、片耳難聴だからこそ、できる工夫もあります。
- 会話の工夫 → 聞こえやすい環境を作る(静かな場所を選ぶ、相手の顔を見て話す)。
- 音楽の楽しみ方 → 片耳でも楽しめるイヤホンや音の広がりを感じやすいスピーカーを活用する。
- 将来の不安を減らす → 片耳難聴でも活躍している人の事例を参考にする。
ボク自身も、これまでたくさんの壁にぶつかりましたが、その都度乗り越えてきました。
大切なのは「一つひとつに向き合い、しがみついていくこと」。
そうすれば、片耳難聴でも充実した人生を送ることができます。
「健聴者が羨ましい」と思うのは自然なこと。
でも、それを乗り越えることで得られるものもたくさんあります。
まとめ
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少しでも参考になれば嬉しいです!
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