片耳難聴を抱える思い

片耳難聴を抱える思い
片耳難聴を持つ自分自身のことを、恨んでしまったこともありました。
普段は基本的にポジティブ思考のボクですが、ときどき「どうして自分だけがこんなハンデを抱えているんだろう」と考え込んでしまうことがあります。
片耳難聴という現実は変えられないと頭では分かっているけれど、どうしても「普通の人と同じようにできるのかな」と不安になる瞬間があるんですよね。
不安に押しつぶされる瞬間
片耳難聴を持っている自分を意識し始めると、気持ちはどんどんネガティブな方向に進んでしまいます。
「片耳難聴のせいで何もうまくいかない。就職活動も、結婚も、社会での成功も自分には難しいだろう」——そんなふうに感じることがあります。
特に、コミュニケーションが重要視される場面で片耳難聴の不安が顕著になります。
例えば、クラスで友達を作るとき、自分の強みをアピールしないといけない面接、大切な人と意思疎通を図る商談の場面など。こうしたときに、なぜか突然自信を失ってしまうのです。
日常生活では普通に会話をしたり、他の人と関わったりしているのに、なぜこうした場面で不安が出てくるのか。
その理由を考えたとき、日常的に感じている「負い目」の蓄積の気持ちが一気に爆発してしまうからだと気が付きました。
「片耳難聴の負い目」とは?
この「負い目」とは、自分自身が片耳難聴を持っていることで無意識に抱えている感情です。
例えば、バツイチで婚活をする人の感覚に少し似ているかもしれません。
バツイチの人が「初婚の人より自分は劣っている」と感じてしまいやすいように、ボクも「片耳難聴だから他の人より不利だ」と思い込んでしまうことがあります。
でも実際には、バツイチの人でも人としての魅力があれば幸せな再婚ができるように、片耳難聴を持つボクだって努力次第で夢や目標を叶えることは可能なはずです。
それなのに、「片耳が聞こえない」というフィルターを通して物事を見てしまうことで、前向きな行動を起こす勇気を失ってしまうことがあるのです。
理想の自分と現実の間で悩む
片耳難聴という変えられない事実と、自分が目指したい理想の姿。この二つの間で板挟みになってしまうことがあります。
たとえば、日常生活では特に問題なく過ごせているにも関わらず、「重要な場面ではきっと、片耳難聴が邪魔するんだろうな」と無意識に決めつけてしまうことがあるんです。
ボクの場合、こうした悩みや負い目は、自分が気にしすぎているだけの場合も多いと感じています。実際には、周りの人たちは僕が片耳難聴であることを意識していないことがほとんどです。それでも、自分の中で負い目として感じてしまうのが辛いところです。
それでも前を向いていく
そこからボクがどうやって立ち向かい乗り越えてきたのかということは、また改めて記事にします。
[chat face=”SNSアイコン かわいい 女性 イラスト-1.png” name=”よっち” align=”left” border=”枠の色” bg=”背景色”] 片耳難聴のみならず、何か悩みを抱えて暮らしている人は多いと思います。少しでも参考になれば嬉しいです![/chat]